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採用ノウハウオンボーディングミスマッチ防止

内定フォローの先にある「入社後3ヶ月」。広島の中小企業が早期離職を防ぐオンボーディングの考え方

2026年7月31日

「内定辞退は減ったのに、今度は入社して1〜2ヶ月で辞めてしまう人が出てきた」というご相談を受けることがあります。求人票を工夫し、内定後のフォローも丁寧に行ったにもかかわらず、入社後の早い段階で離職されてしまうのは、採用にかけた時間とコストを考えると大きな痛手です。今回は、内定者フォローの先にある「入社後3ヶ月」に焦点を当て、早期離職を防ぐオンボーディングの考え方を整理します。

「内定者フォロー」と「オンボーディング」は別のもの

内定者フォローは、内定を承諾してから入社日を迎えるまでの期間、候補者の不安を軽減し、入社意欲を保ってもらうための取り組みです。一方でオンボーディングは、実際に入社した後、職場に定着し、戦力として活躍できるようになるまでを支援する取り組みを指します。

この二つは連続していますが、目的も課題も異なります。内定者フォローがうまくいっていても、入社後のオンボーディングが手薄であれば、「思っていた職場と違った」「誰にも相談できないまま孤立してしまった」といった理由で、早期離職につながってしまいます。中小企業では、内定者フォローまでは意識していても、入社後のオンボーディングは現場任せになっているケースが少なくありません。

入社後早期離職が起きる典型的な理由

現場でよく見られる早期離職の背景には、いくつかの共通パターンがあります。

これらの多くは、特別な制度がなくても、入社後の数週間をどう設計するかによって防げるものです。

入社後3ヶ月を3つのフェーズで考える

オンボーディングは「初日〜1週間」「1ヶ月」「3ヶ月」の3つのフェーズに分けて設計すると、何をすべきかが整理しやすくなります。

初日〜1週間:不安を取り除く

初日は業務内容の説明以上に、職場のルール・持ち物・休憩の取り方・相談先といった基本情報を丁寧に伝えることが重要です。この段階でつまずくと、以降の関係構築にも影響します。可能であれば、教育担当だけでなく、日常的に関わる先輩社員とも顔合わせの機会を作りましょう。

1ヶ月:小さな達成感を積み重ねる

業務に慣れ始める時期であると同時に、「思っていた仕事と違うかもしれない」という違和感が芽生えやすい時期でもあります。この段階で定期的な1on1の機会を設け、困りごとを早めに拾い上げることが、早期離職の予防につながります。任せる業務は、いきなり大きな裁量を求めるのではなく、達成感を得やすい範囲から少しずつ広げていくとよいでしょう。

3ヶ月:役割を明確にする

3ヶ月が経過する頃には、本人の適性や得意分野がある程度見えてきます。この時期に、今後どのような役割を期待しているのかを改めて言語化して伝えることで、本人のキャリアの見通しが立ちやすくなり、定着につながります。

オンボーディングのチェックリスト

よくある質問

Q. 教育担当を専任で置く余裕がない中小企業では、どうすればいいですか。 専任の担当者を置けなくても、「誰に相談すればいいか」を明確にしておくことが最優先です。経営者や現場責任者が兼務であっても、定期的に短時間の1on1を設けるだけで、放置されているという印象を大きく減らすことができます。

Q. 早期離職が起きてしまった場合、何を振り返ればいいですか。 退職理由を本人からできるだけ具体的に聞き取り、「求人票・面接で伝えていた内容とのズレ」「入社後のフォロー不足」のどちらに近いのかを切り分けて記録しておくことが、次の採用・オンボーディング改善につながります。

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